MCI検査

認知症の早期発見が叫ばれる中、2013年6月の厚生労働省 調査班の発表により軽度認知障害(MCI)という言葉が認知症の前駆段階(予備群)を意味する状態という意味で使われるようになってきました。

MCI(Mild Cognitive Impairment)
年齢や学習年数だけでは説明できない認知機能の低下がみられる状態。
認知機能低下の要因となる原疾患が放置された場合、一般的な状態のグループと比べ高い確率で認知機能低下が進み認知症へと移行するハイリスク・グループとされています。
MCIの方が、将来必ず認知症になるとは限らず、半数はその状態で維持されたり改善するケースも報告されています。
一方、適切な予防や治療がなされず放置されたケースにおいては約半数が認知症へ移行する可能性が高くなるとの報告もあります。

最近の研究では、MCIの方が適切な生活習慣改善などの予防策や治療を受けた場合、認知症への進行を防いだり、発症時期を遅延できたりすることがわかってきています。
微細な認知機能の変化に早期に気付き、早期に地域相談窓口やかかりつけ医、専門医への相談を行うことが認知症予防の重要なカギとなります。

 

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